この日が制定されたのは、1962年3月15日、アメリカのジョン・F・ケネディ大統領が消費者の権利についての演説を行ったことに由来します。ケネディ大統領は、消費者が平等に扱われ、保護されるべきだという立場を表明し、「消費者の権利」を5つの基本的な権利(安全を求める権利、情報を得る権利、選択する権利、意見を聞いてもらう権利)として提唱しました。これが、現在の世界消費者権利デーの基盤となっています。
世の中には仕方のないことですが、良品もあれば不良品もあります。ケネディ大統領の演説から8年後、1980年にジョージ・アカロフ氏はレモンの法則というものを提唱しました。これは、普通の商品と欠陥品の見分けがつかない(レモンの)市場では、不良品が出回りやすく市場が崩壊してしまうというものです。
だからこそ、情報の透明化というのが重要なんですね。
皆さんもぜひお気をつけください。
ちなみに、アカロフ氏はこの論文でノーベル賞を獲りましたが、論文はなんと紙1枚でまとまっているそうです。紙1枚でノーベル賞なんて、凄いですよね~。