こんにちは、ノーバス青葉台です。
今日は私立大学における総合型選抜についてお話したいと思います。
難関とされる私立大学における総合型選抜では、第1次選考として書類審査、第2次選考として面接や小論文など、国公立大学と同様の試験が課されることが多いです。
多くの私立大学で複数回の面談を通してアドミッション・ポリシーとのマッチ度や学ぶ意欲を測る対話型の選抜が行われています。じっくりと人物評価を行うために出願前にエントリーを求める大学や、時期をずらして2〜3度選抜を行う大学も少なくありません。
国公立大学の総合型選抜を受験するにしても、私立大学の総合型選抜を受験するにしても、対策を要するのが志望理由書(エントリーシート)・面接・小論文の3つです。
総合型選抜の第1次選考として課される書類審査を突破するための要となる書類が、志望理由書です。
志望理由書とは、「なぜこの大学に入学したいと考えるようになったのか」という志望動機とともに、「この大学でどのようなことを学びたいのか」「なぜこの大学で学ぶ必要があるのか」など、大学での学びに対する意欲や大学とのマッチ度をアピールする書類です。
第1次選考の審査材料になるほかにも、第2次選考で課される面接試験でも利用されます。そのため、志望理由書は総合型選抜突破の鍵となる重要な書類といえます。
志望理由書対策のポイント
志望理由書対策を行う際には、以下に挙げる5つのポイントを押さえておきましょう。
1. 自己分析を行う
志望理由書を書くためにまず行わなければならないことは、自己分析です。過去・現在・未来に分け、自分の経験や価値観、ビジョンなどを整理しましょう。
最初に「どのような職業に就いて何をしたいか」など、大学卒業後のビジョンを明らかにした上で、「そのビジョンを掲げたきっかけは何か」「ビジョン達成のために高校時代したことは何か」「ビジョン達成のために大学で学びたいことは何か」などを紐解いていけば、効率的に自己分析を行うことができます。
2. 志望大学を知る
志望大学を知ることも、志望理由書を書く上で欠かせない重要なものです。アドミッション・ポリシーはもちろん、建学の精神、カリキュラムやゼミ、取得可能な資格、研究室・教授の研究内容、施設・設備などもしっかり押さえておきましょう。
以上の情報は大学のホームページやパンフレットでも確認できますが、オープンキャンパスに参加して大学の雰囲気を肌で感じ、大学の魅力を心に焼き付けることをおすすめします。また、気になる他の大学の情報についても比較して調べれば、志望大学の魅力・強みをより深く知ることができるでしょう。
3. 志望大学でなければならない理由を明確にする
志望理由書は、「この大学でなければならない理由」を伝えるための書類です。そのため、自己分析が済み、志望大学への理解が深まったら、「なぜこの大学で学ぶ必要があるのか」「なぜこの大学に魅力を感じるのか」など、自分と志望大学とを結びつけて志望大学でなければならない理由を明確にしましょう。
志望大学でなければならない理由を考える際には、アドミッション・ポリシーを念頭に置いておくことが大切です。自分とアドミッション・ポリシーとのマッチ度をアピールできる理由を考えてください。
4. 「学問への関心」「大学での学び」にはより具体性を持たせる
志望理由書に盛り込むべき内容としては、主に「志望のきっかけ」「学問への関心」「大学での学び」「将来の展望」の4つが挙げられますが、中でも充実させるべきは「学問への関心」「大学での学び」です。
大学で学びたいと考えている学問に関してどのような取り組みを行ってきて、どのような考えや疑問を持っているのか、大学では何をどのように学びたいのか、できるだけ具体性を持たせられるように練り上げていきましょう。
5. 必ず第三者に添削してもらう
志望理由書を書き上げたら、大学に提出する前に必ず第三者に添削してもらってください。自分ではこれ以上手直しのしようがない会心の出来だと感じられても、第三者から見ると言葉足らずな部分や、文章にねじれが生じている部分などが残っていることがあります。
学校の先生や塾・予備校の講師など、大学受験に精通している人に添削してもらい、誰が読んでも違和感がなく、説得力のある志望理由書に仕上げましょう。
ノーバス青葉台では、志望理由書の書き方の指導もしています。
先生に質問が気軽に出来る自習室もありますので、どうぞご活用してください!